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ライフスタイルーデジタルフォト ismコンシェルジュ:伏見行介 板見浩史


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いとしのAlfa Romeo!


いとしのAlfa Romeo!_d0083899_111645.jpg
撮影編の第一回は「クルマ」です。
このblogをお読みになっている皆様のなかに「クルマ」好きの方は大勢いらっしゃると思います。私を含め、フォトグラファー達も結構クルマ好きです。そして、クルマに対しては「一家言」持っているようです。
フォトグラファーはカメラというメカニズムを扱います。職業柄「デザイン」を見るという観点を持っています。そしてクルマは仕事上でも切っても切り離せないパートナーなのです。そんなこんなで、いつの間にか、フォトグラファーはクルマに関心を持つようになるのかもしれません。
実は、私は若い頃に仕事で「月刊 自家用車」なんていう雑誌の表紙撮影をしていたのですが「Car graphic」のクルマの写真が好きで、あんな写真を写せたらと思っていました。
「Car Graphic」の写真には、遠く及びませんが、愛車の好きな部分を写して、後でインテリア小物等にするために、撮影したいと思います。

これまで、仕事でも、個人的にもいろいろなクルマに乗りましたが、どうしても気になるクルマがあります。それは「Alfa Romeo」です。フリーのフォトグラファーになった頃、よく、友人のペンションに行きましたが、そこにブルーのアルフェッタで来るお客さんがいました。彼はAlfa Romeoの楽しさを、いつも語っていましたが、今でもそのブルーのボディーカラーとエンジン音が忘れられません。
それから、だいぶたちましたが、東京を走っていると、ここ数年Alfa Romeoが目にとまるようになりました。
どうせクルマの撮影を取り上げるなら、気になるAlfa Romeoを撮影したいと思い、思いの丈をフィアット オート ジャパン さんに伝えました。すると、快く撮影用に、147TI 2.0 TWIN SPARKのSELESPEEDの赤を貸してくれました。アルファレッドという赤です。

いとしのAlfa Romeo!_d0083899_10455070.jpg
このクルマ、ドイツ車みたいにデザインがゴツクないし、色もカワイイのでチョット素敵女性なんかがドライブしたら似合うとおもいます。




撮影開始!
カメラはもちろん一眼レフタイプのデジカメです。
レンズは、18mm~200mmのズームレンズを使用しました。
18mm~70mm,18mm~135mm等のレンズでもかまいませんがワイド側は18mmくらいの広角は欲しいところです。
まづ、撮影モードの設定です。
撮影モードは、絞り優先オート「A」に設定します。設定する絞りは、使用するレンズの開放絞りより1段絞ります。
感度はISO200に設定します。
ホワイトバランスも「A]、オートに設定します。
色空間はAdobe RGBに設定します。もしAdobe RGBの設定機能が無い場合はカメラのデフォルトでOKです。
ピンと合わせですが、オートフォーカスでもOKですが、少し慣れてきたら、この種の撮影の場合はマニュアルでのピンとを合わせましょう。マニュアルでもピンと合わせができるのが、一眼レフタイプの最大の特徴なのですから・・・
画像の種類とサイズは、jpgでそのカメラの最大サイズにします。通常はRawデータで撮影する必要は無いでしょう。

カメラ以外に用意するものは、三脚とPLフィルターと白いケント紙です。
PLフィルターというのは、簡単にいうと、余分な反射を取り除くフィルターです。
(詳しくはここのクリックでPLフィルターの説明がのっています。)
ケント紙は少し大きな文房具屋さんに行くと手に入ります。大きさはA0サイズを今回は使用しました。

いとしのAlfa Romeo!_d0083899_10461828.jpg
これが、PLフィルターです。
このフィルターを付けると、光が多少カットされるので、普通の撮影より多く露光を欠ける必要がありますが、オートで撮影すれば、露出補正は必要ありません。




三脚の重要性
プロフェッショナルのフォトグラファーとアマチュアのフォトグラファーは、何で見分けますか?
答えは、三脚で見分けます。アマチュアは良いカメラとレンズを持っていても、三脚は持っていないか持っていても貧弱な三脚の場合が殆どです。プロは、そこそこのカメラやレンズでも三脚は、ハスキーやジッツオの中型以上の三脚を持っています。よく、アマチュアの写真でピンとが悪い写真がありますが、ピンとの会っていない写真より、ブレた写真の方が多い位です。
少し面倒かもしれませんが、三脚にカメラを装着して撮影すれば、シャープな写真が撮影できます。今回の撮影は、全て三脚を使用しています。

いとしのAlfa Romeo!_d0083899_10472764.jpg
私の使用しているフランス製の三脚「ジッツオ」です。
ジッツオは機関銃の台座を作っているメーカーなので、少し重いですが丈夫です。
皆さんは、こんな大きな三脚は必要ありませんが、中くらいの大きさのカーボン製の三脚が1本あると便利です。








クルマ撮影の大原則
愛車のエクステリアをかっこよく写すには、薄曇りの日に写すのが大原則です。
クルマの撮影は、フォトグラファーにとっても、難しい撮影の一つです。カタログ用のクルマのエクステリアの撮影等では、大がかりな撮影となってしまいますが、普通の人が自分の車を写すときには天気と時間を選びましょう。
クルマの撮影に適した天気は薄曇りの日か、日陰か、時間でしたら早朝です。理由は晴れた日だと、光のコントラストが強すぎるのです。

PLフィルターの効果
百聞は一見にしかずです。
上の写真はPLフィルター使用。ボディーの写り込みが 取れてボディーの形状がはっきりわかります。

いとしのAlfa Romeo!_d0083899_10474945.jpg


Alfa Romeoのアイディンティティー
それは何と言っても、フロントグリルと紋章です。
アルファの紋章はミラノ市の市章からとったもので、長い歴史の中で何回かの変更があり、現在のものになりました。変更はありましたが、基本的なデザインは変っていません。
レンズのワイド側を使用しました。PLフィルターは使用せずに、ボンネットの写り込みを生かすようにしました。
フロントグリルのクローム部分の写り込みは、次回のアレンジ編で画像処理ソフトで修正をします。

いとしのAlfa Romeo!_d0083899_10571533.jpg


美しいエンジン
最近のドイツ車や日本車のボンネットを開けても、カバーされたエンジンや補機類があるだけで、とても無機質です。
それに比べて、Alfa Romeoのエンジンはきれいにデザインされていながら、人間的というか、思わず磨きたくなるようなエンジンです。
作業ライトを照明器具として使用しました。

いとしのAlfa Romeo!_d0083899_10534927.jpg


ホイール
TI専用17インチアロイホイールです。
いとしのAlfa Romeo!_d0083899_10541425.jpg


下の写真は、上の写真を撮影している時の様子です。
ケント紙に穴を空けてレフ板の役とホイールのロゴの部分に白を写しこみます。

いとしのAlfa Romeo!_d0083899_10503134.jpg


いとしのAlfa Romeo!_d0083899_10505455.jpg


左が白のケント紙を写しこむ前です。右がケント紙を写し込んだ写真です。写し込んだ方はAlfa Romeoのロゴとマークがはっきりと見えます。

という訳で、第一回めの撮影編は終了です。
今回撮影した写真を使っての、アレンジ編は9月12日アップの予定です。
お楽しみに~!!



協力    フィアット オート ジャパン株式会社 
問合せ先 0120-779-159 受付時間:午前9時~午後9時(年中無休)
by nikondigital | 2006-09-05 10:29 | ライフ | Comments(16)
Commented by enzz3121 at 2006-09-05 22:36
TBありがとうございました伏見先生m(_)m

ほんと、車ってとっても惹かれる被写体ですよね^^
今回の記事非常に参考になりました!
そして・・・さすが伏見先生!というショットでした^^
僕のショットは・・・伏見先生には遠く及ばないですが
図々しくTBさせていただきました^^;ハハ
使っている三脚が同じだったのがちょっと嬉しかったです(笑)
Commented by mugnum-yoda at 2006-09-05 22:52 x
今回は皆さんブログのネームで書込みなのでWANは止めて
馴染みの名前で登場させてもらいます。

伏見先生ここまで教えてしまって良いんですか?と思う程の
親切な解説でなんだか焦ってしまいますよ!
レフへのホールは毎日利用してますから秘密を暴露された感じで
次のテクを導入しなくては〜とね。

ニセコのスキー場のマネージャーである親友がはじめての
カメラとしてD80をオーダーしました。
使い方はこちらのブログを見ると良いよと伝えておきましたので
なにとぞ宜しく願いますね!
Commented by midorimagu at 2006-09-06 00:31
伏見先生 TBありがとうございました。

yorikoもTBさせて頂きました。
つたない写真で申し訳ありません

とても丁寧で解りやすい説明に頷きながら拝読致しました。
三脚は「ジッツオ」を持っておりますが雲台が違います。
使いやすそうな感じですね。
ピントはいつも甘いんです。自慢にはなりませんね。(笑)
考え抜きでシャッターが先押しされてしまうんですよ。
性格が出るようでお恥ずかしいです。
Commented by fushimi at 2006-09-06 02:54 x
enzz3121さん、コメントありがとうございます。enzz3121「さんの車の写真、実はファンなのです。車への愛情がとても、感じられます。
enzz3121さんみたいな車の写真とれたらと、いつも思っています。
Commented by fushimi at 2006-09-06 02:58 x
yodaさん、トラクターも車の一種ですよね。
迫力のある、ワイドレンズを使用してのトラクターの写真、いつも「生きている」と感じています。
Commented by fushimi at 2006-09-06 03:04 x
yorikoさん、Blogにご紹介いただきありがとうございます。
yorikoさんの8月19日のblogで予告(?)している、BB君、早く写してBlogにアップしてください。楽しみにまってます。
Commented by at 2006-09-06 09:07 x
はじめまして(^^)
yodaさんのブログからやってきました。
私はまだ一眼のカメラは持っていないのですがいずれ・・・^^;
実は三脚も持っていないので先に三脚と思っていましたが三脚のことは全くわからず^^;
ハスキー、ジッツオ、名前を聞いてもさっぱりですが今度さがしてみようと思います。ありがとうございました(^^)
Commented by daisaku at 2006-09-07 01:57 x
なつかしいなぁ、ハスキーにジッツオ。特にジッツオの重さといったら・・・。
それに4x5(といってもTOYOfieldですけど)一式の入ったバッグを背負って白馬に登ったのを思い出します。
ケント紙の使い方も指輪の撮影でよく使ったなぁ・・いやあれはトレペやったか・・・。
Commented by cobra at 2006-09-07 02:21 x
はじめまして!
yodaさんとyorikoさんのところからやってきました!
親切・丁寧な解説で凄く勉強になっております。
まあ、消化しきれるかは別物ですが・・(笑)
拙い写真ばかりですが、
脱ビギナーをめざせっ!って感じで、気持ちだけはありますので、
これからも宜しくお願いします!
それと、いきなりのTB、お許しくださいませ! (ノ_ _)ノ
Commented by fushimi at 2006-09-07 04:55 x
萌さん、ゆっくり、マイペースで行きましょう。
Commented by fushimi at 2006-09-07 05:03 x
daisakuさん、同業だったのですね。私はそのまま続けて、いつの間にか20数年たちました。私の経験が少しでも、皆さんの役にたてればと思っています。
Commented by fushimi at 2006-09-07 05:06 x
cabraさん、blogでのご紹介ありがとうございます。
これからも、よろしくお願いします。
Commented by tettyan at 2006-09-08 10:38 x
突然お邪魔します

めぐりめぐってたどり着いた素人です
これから勉強させていただきたく
勝手ではありますが、リンクさせていただきました。
Commented by fushimi at 2006-09-09 00:25 x
tettyanさん、たどり着いてくれて感謝です。オツカレサマでした。
リンクありがとうございます。
Commented by enzz3121 at 2006-09-10 14:07
伏見先生^^
先生のチャレンジを皆に教えたくて微力ですが
僕のブログで広報させていただきました^^
これからも素晴らしい記事に期待しております
益々のご活躍お祈りしておりますm(_)m
Commented by fushimi at 2006-09-10 15:54 x
enzz3121さん、ありがとう。
このブログは皆さんと一緒につくっていくブログだと思っています。
よろしく、お願いします。
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